進 化 す る 公 立 中 高 一 貫 校 !  図 形・理 科 、そ し て 素 早 く 資 料 の 読 み 取 る ! 最 先 端 の 教 育 を 受 け よ う !

第4回 サイフロ受検 適性検査Ⅱ対策
 〜 Dead or Alive 〜

■ 第4回 サイフロ受検 適性検査Ⅱ対策

 サイエンスフロンティアの適性検査Ⅱは
1000点換算で375点、難問が並んでいます。
しっかり対策しましょう。

今回は、適性検査 ( 適性Ⅱ ) の傾向と対策についてまとめます。

サイエンスフロンティアの適性検査Ⅱは3つの大問に分かれています。
適性Iは国語・社会系でしたが、適性Ⅱでは理数系の複合問題がメインになっています。 
総じて、グラフや表、絵などの非連続型テキストの読解問題といえます。

各大問のジャンルは以下の通りです。
□ 生物・化学
□ 図形 
□ 物理・地学

■ 全大問に共通する点

① 仮説検証の発想をしっかりと持つこと

サイエンスフロンティアが推奨する ” サイエンスの考え方 ” は、仮説検証の考えに基づいています。
仮説検証は、理科実験の流れを想像しましょう。
学校の教科書では、ほとんどの実験の流れが以下の3つの段階を踏まえます。

1. 予想
   ▼
2. 実験
   ▼
3. 結果
ほぼ理科室の中や、学校の校庭でできる程度の実験です。

ところが! サイエンスフロンティアの実験問題はひと味もふた味も違います。
例えば……
1. 実験
   ▼
2. 追加実験
   ▼
3. 再実験
……のように予想もなく、前の実験を踏まえて次々と実験を繰り返す問題があります。

あるいは……
1. 身近な道具の実験
   ▼
2. 乗り物が動く原理 ( 数式 )
   ▼
3. 乗り物が動く実験

のように、学校の中では実験不可能な、大規模な実験の想像力を問う問題もあります。

これらの問題に正しく対応するために、常に前の実験との関連を意識することが必要です。
ひとつひとつの実験が難解なものであっても、
受験生にとってヒントとなる、わかりやすい実験が必ず大問ごとにあります。
わかりやすい実験を確実に理解し、その結果から難しい実験を想像できるよう、日々トレーニングが必要です。

② 試験時間内に読み終わる読み方をすること

サイエンスフロンティアの問題は、とにかくページ数が多いです。
文字の量もかなり多いですが、
それ以上に資料の数も多く、
それぞれの資料も理解に時間がかかります。

対して適性検査の時間は45分しかなく、
問題文のすべてを熟読していると、
それだけで試験時間が終わってしまうことも…

対策としては、設問から読みましょう。

一見大事そうな部分に見えたとしても、設問と無関係なのであれば、
その部分をいくら理解しても得点にはなりません。

特に適性検査Ⅱでは、解答と無関係な資料が毎年出題されます。
そのような資料の理解に時間をかけないようにするためにも、
問題文や会話文の1行目から読むのではなく、
先に 「 問題1 」 「 問題2 」 …とかかれた箇所を探します。

そして設問を大きな四角で囲み、何を訊かれているのか
はっきりさせましょう。
次に、設問に関係する資料や図を四角で囲みます。

当然、受験生として読解スピードを上げるのは前提です。
日頃から、情報処理能力を高めるトレーニングが必要です。

サイフロセミナーでは情報処理能力向上アプリ
” TELLACE ” でトレーニングしています。
TELLACEは日本速脳速読協会が作成したアプリで、
単純に速読力を高めるのではなく
速く読み、早く理解する、速解力を高める効果があります。

高いレベルの理解力・思考力が必要となる
サイエンスフロンティア対策にぴったりのアプリです。

次は各大問ごとの対策です。

■ 実験 ① ( 学校内実験 )

理科室内または学校の校庭を利用してできる、身近な規模の実験が出題されます。
① 大局をつかむ計算能力

サイエンスフロンティアでは特殊算は出題されません。
出題されるのは足し算、掛け算、引き算。割り算といった四則計算のみです。
では、私立中学より簡単なのか?
いいえ!そんなことはまったくありません!

百分率の計算において適切に四捨五入することが求められます。
割り算の位と百分率の位には2けた分のズレがあります。
ズレを意識して計算する力が必要です。
これは、高校理科の基本となる有効数字の考え方が想定されています。

また、表の数字をもとに、表全体の特徴をおおまかに捉える力も求められます。
表の特徴を捉えるのに統計学でよく使われる基準は、平均と分散 ( ばらつき ) です。
平均は正確には、合計 ÷ 個数 = 平均 として求めますが、計算量を少なくするのであれば、
(最大値+最小値) ÷ 2 = 平均 とやや乱暴に計算する判断も必要なのです。

これは数字そのものが重要なのではなく、求めた数値をもとにデータを比べることが求められるためです。
分散 ( ばらつき ) も正しい計算方法はきかれておらず、
データの散らばり具合を捉えれば十分解答できるようになっています。
統計学は新学習指導要領において中学数学・高校数学で強化された部分なので、今後も平均・分散 ( ばらつき ) は要注意です。

② 時系列データを読み取る力
大問1の資料で重要となるのは、グラフの読み取り方です。
年度ごとの変化をまとめた折れ線グラフ・棒グラフ ( 時系列データ ) がよく出題されます。
ただし注意すべきは、このグラフを、与えられたとおりに年度ごとに理解するだけでは不十分ということです。

設問の指示によっては、グラフの数字をもとに、
たて軸と横軸を別の単位に並び替えた新しいグラフ( 非時系列データ )に変えることもあります。

課題解決のために適切なグラフを選択することは、研究者・科学者として絶対に必要な能力です。
将来の研究者候補を育てるサイエンスフロンティアが最も重視する能力のひとつといえるでしょう。

同じデータから複数の異なるグラフを作成するトレーニングが必要です。

大切なことは、理科の問題だから理科の知識を増やすことがサイエンスフロンティア対策だ、と思わないことです。
ただの理科マニアになってしまうと、絶対に合格できません。

■ 実験 ② ( 学校外実験 )

大問3は身近な実験をもとに、
抽象度の高いものの原理を予想する問題です。

① 幅広い分野に興味を持つこと
飛行機・ロケット・人工知能・生物多様性と、
小学校では習わない分野の詳しい説明が、難しい用語で説明されています。

どの年度も、事前の知識は前提とされておらず、必ず用語の解説がなされています。

ただし、試験当日より前に、出題分野のものの原理を大まかに知っていれば、
より間違えずに問題文の意味を読み取ることができます。

このことは、常日頃から周りの事象に興味や疑問を持ち、
積極的に興味・関心を持って取り組んでほしいという
サイエンスフロンティアのメッセージと言えるでしょう。

サイフロセミナーでは、朝日新聞社の ” 今解きサイエンス ” をすすめています。
” 今解きサイエンス ” はその年度ごとの科学関連ニュースを踏まえながら、
その原理や背景を小学生にわかるようにまとめられています。
また、IoT、SDGs、スマート農業といった現在ニュースで頻繁に飛び交う用語も丁寧に解説されています。

② 数式 ( モデル ) から現実を予想する力
毎年、ものの原理をあらわす数式 ( モデル ) が必ず登場します。
具体的な数字を問題文から集めて、数式に代入して他の数値を計算する必要があります。

また、数式の一つの要素が増えたり減ったりしたとき、他の要素はどう増減するか考える問題も多いです。
これは、理科離れを防ぐために必要な問いである、
” 算数・数学を学ぶことが現実世界で何の役に立つのか? ” に対する、サイエンスフロンティアなりの答えといえます。

■ 図形

空間図形が多いですが、平面図形の出題も見られます。

① 立体を頭の中で回転させる力
立体は、全ての面が見えるように作図することが不可能です。
大問2の立体の資料でも、見えない面が発生します。

見えない面、作図されていない面がどうなっているのか、見えている情報から想像する力が重要となります。
サイフロセミナーでは、つねに複数の正多面体を用意して授業に取り入れています。

とくに正十二面体や正二十面体は日頃から接していない限りイメージがつきにくい図形です。
図形の想像力を高めるために、立体そのものに触れる機会を増やしましょう。
遊びの要素を取り入れるなら、ルービックキューブなども非常に有効でしょう。

② 図形問題を実験として考える力
本来、サイエンスの力を正確に測るには、
紙の上で実験手順を確認するだけでなく、実際に実験器具を扱う必要があります。

しかし、高倍率のサイエンスフロンティアの適性検査では、
1人ずつ実験器具の扱い方を試験することは不可能ですよね?
そこで実際の理科実験の代わりとなるのが、図形問題と考えられます。

1つのサイコロにはどんな性質があるのか、紙の上で実験してみてください。
理解できたら、次は2つのサイコロで実験しましょう。

それも理解できたら、10個のサイコロで実験です。
サイエンスフロンティアの図形問題こそ、そのような仮説検証能力を最大限に発揮することで解くことができるよう作問されています。

理科で実験できない代わりに、図形で思い切り実験するという視点を持つことです。
すると、問題1は問題2のヒントとなり、問題2は問題3のヒントとなります。
単独で考えにくい問題を、前の問題をヒントにして解くという視点つねに持ちましょう。

サイエンスフロンティアを本気で目指すなら、理科の問題に含まれる算数的要素と、
算数の問題に含まれる理科的要素の両方に敏感になる必要があるでしょう。

それぞれの大問ごと、
自分に足りない能力を見極め、
日々の学習を通じてその能力を伸ばしていきましょう。

さぁ、しっかり対策を行い、
  横浜サイエンスフロンティア
    中学受検合格を勝ち取ろう!



受検相談・無料体験授業 今すぐお電話ください。