横浜サイエンスフロンティア中学 2020学校説明会内容予想
令和2年7月のサイフロ中学の学校説明会は、残念ながら中止になってしまいました。
サイフロセミナーでは、昨年、学校説明会に参加していますので、昨年の内容をまとめてお伝えしたいと思います。
受検生とお父さん・お母さん、ぜひ受検の参考になさってください。
サイエンスの考え方
まず、サイフロ中学では、サイエンスの考え方を重視しています。
これは、サイフロのパンフレットによると、
①正確な実験・観察
②情報の整理・分析
によって育まれます。
そして、この2つの能力は、研究者にとって必要な能力でもあります。
つまり、サイフロとは、サイエンスの考え方を理解できる生徒をあつめ、未来の研究者・科学者の卵を育てる学校といえるのです。
例えば、サイフロでは、
【 中学2年 ポスター発表 】
【 中学3年 プレゼンテーション 】
を行います。
これらは、研究者として学会発表する際、相手にわかりやすく伝えるために、絶対に必要な技術です。
実際に、昨年の学校説明会でも、教員ではなく、生徒自身がサイフロの良さをプレゼンしてくれました。
研究者を目指すという単なるスローガンではなく、緻密なカリキュラム・マネジメントが行われています。
SSHとSGHの両方に指定されていたサイフロ
次に、サイフロは『 SSH 』と『 SGH 』という2つの指定校に指定されています。
『 SSH スーパーサイエンスハイスクール 』
は、理科教育を重視する学校です。
『 SGH スーパーグローバルハイスクール 』
は、英語教育を重視する学校です。
この二つに指定されていた実績もあり、一線級の研究者の話を伺うことができたり、豊富な理科実験の施設を使うことができたりします。
ひとつ注意してほしい点は、サイフロは『 SSH 』と『 SGH 』を同列に扱っていないことです。
理科教育のために、論文の執筆や学会発表の機会が用意されています。
そして、それを世界に発信するために必要な英語の力を養うために、英語教育も重視しています。
つまり、サイフロにおいてはあくまで『 SSH 』 理科教育がメインで、『 SGH 』 英語教育はサブなのです。
ですので、英語をメインで勉強して、留学だとか擬国連に参加するとか、そうした活動を主としていくことはなかなか難しい、ということです。
あくまで理系の中学・高校と理解してください。