横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学の受検をお考えの保護者の皆様、こんにちは。
サイフロにどうしても合格したい!しかし、一番正しい勉強法は?塾選びは?と、お悩みのお父様、お母様が多数いらっしゃいます。
公立中高一貫校であるサイフロは、私立中学の対策とは大きく異るのは周知の通りです。
まずは、暗記に特化し、マシーンのように反復演習を繰り返しているだけでは、合格は遠のいていきます。
そして、知識力に重きを置いた模試で算出される偏差値では判断できません。
では、どのような学習法が最も効率的で、サイフロ合格の近道になるのでしょうか?
当サイフロセミナーが考え、カリキュラムにも重きを置いている合格に必要な3つの力を挙げてみると以下のようになります。
① 問題の意図を正しく読み取った解答が書けているかどうか(要約力)
②主語を明確に矛盾のない文章が書けているかどうか(論理力)
③不必要な資料や文言を切り捨て、条件を満たした内容が書けているかどうか(情報処理能力)
サイフロの適性試験でまず、試されるのが、読解能力です。サイフロは理系に特化した学校ではありますが、専門的な理系分野を学ぶにあたり、論文の読解記述ができるというのを勉強の礎に考えているようです。
ですので、横浜市公立中高一貫校共通の適性検査Ⅰでも、独自問題の適性検査Ⅱでも、毎年長文の問題が出題されます。
特に二つの文章が用意される共通問題では、①の対策が必要不可欠になります。
問に書かれている、訊かれたことに対し、正しく答えられているかどうか、自分の勝手な解釈で問題を読み進めていないかが、大きな合否の分かれ道になります。
大人にとっては、当たり前のことかもしれませんが、受検を志す12歳の子どもたちにとっては、これが、なかなかスムーズに行かないことが多いのです。
問題文に書かれている要旨を正しく把握し、焦らず、慌てず、本文の内容と照らし合わせる。
ここが、適性検査対策のスタートといっても過言ではありません。
また、「要約力」としては、受験生がこの力を携えているかどうかを試す作文問題が、毎年必ず出題されます。
体験に対して、自分の思ったとを書き添える学校作文とは、全く異なった対策を必要とするものです。
文章の内容を把握し、スピーディーに論理的な文章としてまとめられるか?が大きな肝となります。
サイフロ合格に必要なのは、知識力より、論理的な読解力です。
この部分を踏まえながら、次回は②③の必要性についてもお話したいと思います。