横浜サイエンスフロンティア中学受験のみなさん、こんにちは。
今日は、サイフロ中学の適性検査では、
通知表の評価(報告書)がどれくらいの割合を占めるのか、
確認したいと思います。
報告書の配点
サイフロ中学の配点は以下の通りです。
適性検査Ⅰ+Ⅱ 300点
報告書 100点
合計 400点
したがって、入試当日に75%が決まりますが、
25%は入試以前に決まっているのです。
報告書で好成績を取るためには?
報告書の点数は、5年3学期、6年1学期、6年2学期の通知表の成績をもとにつけられます。
算数・国語・理科・社会・図工・音楽・家庭・体育・英語・( 道徳 )
【算数・国語・理科・社会】
主要4科目においては、通常の受験対策ができていれば、テストでの得点は問題ないでしょう。
毎回のテストは表100点、裏50点で150点ですが、140点以上を常に目指してください。
テスト以外で評価されるのは、関心・意欲・態度 つまり発言量です。
正しい発言をしたかどうかに関係なく、授業中は1日1回以上の発言を心がけてください。
担任によっては、発言回数を控えて厳密に成績を出す方もいます。
問題は残りの6科目です。
【図工・音楽】
これらは作品を提出したり、学習発表会などで一生懸命歌ったりすることはもちろんとして、
「鑑賞」の際に、必ず提出用紙を下の方まで埋めて出すようにしてください。
鑑賞は多くの小学校で独立項目ですので、普段どんなに真面目に授業に取り組んでも、
年間にたった数回しかない鑑賞を少し手を抜いてしまっただけで、評価が下がります。
もし鑑賞日に休んでしまったら、後からでも良いので担任に用紙をもらいにいく積極性が重要です。
【家庭・体育】
得点をもっともとりにくいのは家庭・体育でしょう。
これらはある基準に到達しているかどうか、だけで技能の評価が下されることが多いです。
基準はそれとなく担任からアナウンスがあるでしょうが、
わからなければ基準をきいてください。
基準は担任が自由に決めるのではなく、学年で統一されているので、
何らかの事情で担任に確認しにくいようなら、
隣のクラスの先生に聞いてもよいでしょう。
それでも、基準自体を満たせないようならどうしようもないのがこの2科目です。
どうしても難しければ、この2科目の対策は諦めざるを得ないでしょう。
その場合でも発言はしっかり行ってください。関心・意欲・態度で評価をもらうことができます。
【道徳・英語】
道徳は昨年度教科化され、英語は今年度から必修ですね。
この2つはできたばかりの項目なので、報告書に入るかどうかは不明ですが、
念の為対策しておいてもよいでしょう。
※2021.11追記
英語は確実に報告書に反映されます。逆に、道徳は反映されないことが確認できています。
道徳は、毎回の授業で行われる道徳ノートが重要です。
今まで気づいていなかったが、物語をきいて考えが変わったことをノートにまとめると、
うまくまとめられた箇所を中心に担任が通知表の道徳所見欄にまとめてくれます。
また、道徳に限りませんが、道徳では特に正しい姿勢で授業に臨みましょう。
だれた態度で授業に臨んでしまうと、あなたのその非道徳的な態度を、担任は評価してしまいますよ。
英語は、学校現場でも手探りが続いていて、まだまだ固まっていないところが多いですが、
言葉がわからなかったとしても、ALTの先生の活動に参加することと、
積極的にお手本を引き受けることが重要です。
中学校以降の英語とは異なり、
日常におけるコミュニケーションをとれることが評価の対象になります。
まですので、あいさつ文の基本的なフレーズが言えると評価は高くなります。
小学校の英語では、単語を書くのではなく、口に出して言えることが大切です。
これらのことを意識して、通知表で高得点を取ってください。