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第3回 サイフロ受検対策 適性検査Ⅰ
〜 過ぎ去りし遅れを取り戻せ 〜

  • 2022年8月3日
  • 2022年8月6日
  • 勉強法
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  PISA型テストとは?  

横浜サイエンスフロンティア受験生のみなさん、こんにちは。
横浜サイエンスフロンティアセミナー 講師の山田です。

今、学校教育で注目されているのが、
非連続型テキストの読解です。

非連続型テキストには文章、表、グラフ、図などが含まれます。

これは、OECDが定期的に実施する 「 PISA型テスト 」 において、
日本の学生は非連続型テキストの読解力が
先進国内で低いことが課題となっているためです。

変化の激しい新しい時代に対応する 「 PISA型学力 」 の一環として、
非連続型テキストの読解力の有無が子どもの将来に関わることは間違いなく、
今、日本が国を挙げて力を入れています。

サイエンスフロンティアの適性Ⅰ ( 適性Ⅱも含め ) でも多くの資料を使った読解が問われますが、
その背景には上のような、非連続型テキストの読解力を
強化したいという国の方針があります。

そう聞くと難しい感じがしますが、
適性Ⅰの設問の多くはシンプルで、
きちんと学校での授業を聞いていれば対応できます。

適性Ⅰの出題内容は、社会や国語が中心です。
まず、社会の知識のインプットに関しては、サイフロセミナーでは
旺文社の 『 できる子図鑑 社会 』 をオススメしています。

国語に関しては、かなり長めの記述問題が毎年出題されています。

ここで受験生の要約・作文の力が合格を左右します。
理由は、作文も要約も苦手とする子どもが圧倒的に多いからです。

ここでの点数の開きがそのまま合否の差となるとも言えます。

なお、国語においても文章だけではなく資料や図表を同時に読み取る必要があり、
非連続型テキストの読解力も問われます。

試験後、記述に対して     
「 問題の意味がわからず、1行も書けなかった 」
「 ただなんとか規定の字数を埋めただけで終わった 」
そんな感想をもつ受験生を毎年多く見かけます。

もちろん、サイフロセミナーでは作文も要約も対策万全!
そんな生徒はいませんが ( ^ ^ )

文章を書くのが苦手な子どもは多いです。
主語がない文、だらだらと句読点なく 何行にも続く文…。

理論的に文章を書くことは大人でもなかなか難しいです。

しかし、文章で情報や気持ちを伝える技術は
受検だけでなく一生役に立ちます。

また、考える力や感じる力のもとにもなります。

ですので、適性Ⅰの対策は記述のコツをメインに進めていきます。

サイエンスフロンティアの記述は作文と要約の問題が出ます。
それぞれの対策を書いていきますね。

■ おさえておきたい作文のポイント

作文は文章の題材を軸に、
自分の考えやを意見、体験などを加えていきます。

読む力(インプット)と書き出す力(アウトプット)の2つが必要です。

▶︎▶︎ 作文の基本的手順
書き方は2つあります。

パターン ① まず自分の立場を決めて、意見・主張を述べる
→ それに対する根拠を筆者の主張をふまえて書く

パターン ② グラフや資料の情報を読み取る

コツはグラフの最大値や最小値、目立つ部分に着目

複数資料があるなら比較し、できるだけすべての資料に触れて書く
→ それに対する自分の意見やそうなった理由を考えて書く

■ おさえておきたい要約のポイント

要約は作文と違い、書かれたことの整理です。

設問の求める内容と条件、文章の内容をよく理解し、
そこに書いていないことを勝手に付け加えないように記述していきます。

▶︎▶︎ 要約の基本的手順

要約というと何となく、全体を読んで少しずつ素材を集め、
まとめるような印象があるかもしれません。

しかし、実際はいくつかの重要箇所を
正しく抜き出すことができれば、
スピーディに要約を作成することができます。

文章は、結論と説明(または理由・具体例など)に分かれます。

結論は多くの文章で最後にあります。
なので、最後の部分のチェックから始めます。

ただし絶対ではありませんので、自分が結論だと思う箇所が、
全体の説明になっているかどうか、キチンと確認しましょう。

次に、説明するように指示されているキーワードを、正確に説明します。

説明のための言葉は本文からの引用で大丈夫。

そこで、指示されている用語を本文の全体から探し出し、丸などの目印をつけます。

そして、説明形式の解答を組み立てます。

■ オススメ作文対策 要約
作文力をつけるのにオススメなのが要約です。
サイエンスフロンティアの過去問、他の公立中高一貫校(私立でも可)の
過去問の文章を2行に要約するトレーニングです。

約2500~3500字くらいの長文の要点を
原稿用紙の2行40文字にまとめます。

時間は最初はかかるでしょうが、最終的には1本10分で仕上げましょう。

元の文章のキーワードがきっちり抜き出せて、
論理的な文章を完全に書けるようになったならば、
次は3行にしたり、1行にしたりと精度を上げましょう。

句読点なく、切れ目のない文章を書くことがなくなり、
必ず、論理性のあるまとめができるようになります。

>> 次回はDead or Alive
第4回 サイフロ受検 適性検査Ⅱ対策

さぁ、しっかり対策を行い、
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